よく、勉強方法はひとそれぞれと言いますが。本当にそうなのでしょうか?
たしかに、メモの取り方は人それぞれあるかもしれません。
しかし、違うのはそれぐらいで、物事を記憶する過程は一つしかないのです。
それは、塾長の私が自ら学んだ経験から気づきました。
例えば、小さな子どもが動物に興味を持ち動物図鑑を見て、いろいろな動物の存在を知ります。
そして、本を閉じた後でもその画像が脳裏に焼き付いているはずです。
また、ふとした瞬間にその動物の画像が浮かび上がるときもあるでしょう。
このようにして、子どもはそれぞれの動物がどんな色や形なのかを記憶するのです。
要するに、物事を記憶するのに必要なことは、記憶したい事柄をある一定の時間を費やし、画像付きで考えるということなのです。
しかし、これが学校のテスト勉強となると、言葉を暗記することだけが勉強の中心となってしまっています。
中学生は覚えることが多くなります。結果、このような文字や数字を頭に詰め込むことだけを勉強だと勘違いしているのです。
学問のすすめでは、そのような学習方法は徹底的に正していきます。
時間がかかるかもしれないけど、確実に理解するように指導しています。
確実に理解してしまえば、忘れることが少なくなるでしょう。
この考え方に沿って、以下それぞれの教科の勉強方法をお伝えします。
英語は言葉なので、音と文字を覚える必要があります。
まず、音を覚えるためには音読練習を何度も繰り返し行います。
1つ1つの英文をこれ以上速く言えないというくらいまで練習します。
スペルや文法を覚えるためには、上記で紹介した記憶方法を利用します。
正確なスペルを目で記憶したら、今度は目をつぶって脳だけで記憶します。
そのときに大事なのは、できるだけリラックスして頭の中で正確にスペルや文法を思い描いてください。
そして、最後の仕上げとして、覚えた英語表現を実際にその行動をしながら言ってみます。
実は、これが英語を話せるようになるための方法なのです。
ちなみに私は、英文メモをいつもポケットに入れておいて、信号待ちなどのときに練習しています。
学習方法はどの教科も同じです。
数学の場合公式を覚えて、それに数字を当てはめればいいんでしょ。という人が多いですが、
それではちゃんとしてた理解に到っていない場合があります。
その数字や公式が何を意味するのかを考え、それを画像化します。
あとは上記の学習理論と一緒です。
国語も文章を読みながら、そこに書かれている内容を読み取り、頭の中で場面を想像しながら読み進めて行きます。
まずは分単位、そして段落単位と頭の中に想像した記憶を整理していきます。
よく、読解力がないと言う人がいますが、読解力とは要するに文から場面を想像する力なのです。